目を覚ませ! ラグビーW杯「誤審?」の前に素晴らしい試合に感謝と敬意を

こんにちは!

イギリスでは、ラグビーW杯でホームユニオンと日本が敗退したことで盛り上がりが下がり、そのせいか気温も下がっています。文句を言うなら、チケットが高すぎるのでどうにかして欲しいです。

 

 
ところで、前回のラグビーW杯 南ア戦の記事を多くの方に読んでいただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。文章を書くのも下手で未熟なものでしたが、考えず事実を書いただけでした。何よりも少しでも日本のラグビーのために「ラグビーの良さ」を伝えることができて嬉しかったです。
 
書きたいことはW杯を通してたくさんあるので、またゆっくり書いていこうと思ってます。
 
 
今回は、準々決勝の スコットランドとオーストラリアの試合で起きた最後の誤審?について、正直思ったことを書きたいと思います。
 
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僕も、あの試合はテレビで生中継を見ていて日本と南アフリカの試合の最後のように、とてもはらはらした試合で手に汗握って画面に釘付けになっていました。すごく楽しかったです。
 
ルールをよく知っていないとわからないくらいの最後のペナルティー。ノックオンした選手の前にいる味方選手が、ボールをキャッチしてしまったからというラグビーをよく知らない方には、なんのこっちゃ分からないものでした。実際僕もラグビーしていたので、あれにはとても気をつけていましたが、「なんでだめなの?」って聞かれたら「なんかダメらしい。」って答えるくらいです。(ルール教えてくれたコーチに怒られるかも)
 
 
たしかに、スローリプレイを見るところ、あれはオーストラリアの選手に触れていました。
TMO(テレビ・マッチ・オフィシャル)を選択すべきだったとの声が多いですし、結果がどうなったか分からない!と言う方もいます。
 
が、
なぜあんなに「誤審」についてSNSやニュースで取り上げるか分かりませんでした。あれはどうにかなるんでしょうか。彼を責める?大会側に責任を負わせる?どうしようもないことを、気にしすぎだと思いました。彼はプロですので、次のレフリングの向上への授業料だと思うでしょうが、ラグビーのレフリングはどういうものか、歴史から再確認するきっかけになりましたし、そもそもあの場面はレフリーに託すべきでしょう。
納得いかない方はラグビーの歴史をちょっと調べるといいかもしれません。
 
 
ラグビーは、規律を重んじるスポーツです。変な言い方反則やミスがたくさんあるスポーツです。しかし、最も重要なのは、その規律を自分たちだけで正し、まもらなくてはいけないのです。オフサイドラインだって自分で判断し、前に出たいがそれを自分で抑えなくてはありません。タックルされたらボールを離さなければなりません。選手たちはレフリーとキャプテンを通さないと話すことができません。そういった自立した選手もレフリーに託さないと、ラグビーをすることができません。
 
誤審だったからスコットランドが勝ってたかもと言うなら、オーストラリアのスクラムから、ドロップキックでオーストラリアが勝ってたかもって言い返します。
 
選手に目がいかないのかなって思いました。
身体を張って素晴らしい試合をした選手に、大きな拍手をまず送って欲しいです。そして、オーストラリアも最後まで諦めなかったからこそあのチャンスをつかめたのですし、スコットランドも格上の相手に予選プールの激戦で、さらに成長したチームで互角以上の戦いを見せてくれました。どろっとした終わり方にさせるのは、レフリーではなく周りの人やメディアでしょう。
 
誤審の発表も、ビデオ見りゃ分かるわ!ですし、だからと言って必死にあれはどうだったとか言うより、オーストラリアが勝ったと素直に気持ちよく準決勝を楽しみにすべきだと思います。
 
もう、あれは忘れるべきだと思います。もう結果はでていますし、イギリスでもそんなに話題になっていません!スコットランドが何も言っていないのも事実です。
 
たくさんのドラマがこのW杯で生まれています。これから始まる4強の戦いは、今までの激闘を乗り越えてきたチームのぶつかり合いです。日本でもラグビーの人気が凄いと聞いています。時差があると思いますが、ぜひみなさん周りの方を誘って準決勝、決勝をビールと一緒に楽しんで欲しいと思っています。